タクシーやバスに使われる日本車とそれらの歴史

タクシーやバスに使われる日本車とそれらの歴史

日本でのタクシーやバスの歴史について説明します。 日本で初めてのタクシーは1912年の大正元年8月5日に登場しました。 当時は、非常に高い乗り物であり、1区間5銭で走行していました。 市電の利用料金が4銭であったこのころ1区間5銭というとかなりの高額で、現在の価値に換算すれば、2500円程度となり、1メーター進むごとに2500円もの料金が加算されるということになるでしょう。 このような高額な移動手段が使える人とは、当時手広く事業を展開する企業経営者や政府要人、医者などの特別な人のみで、一般庶民が使うことはありませんでした。

一方、バスの歴史はさらに古く、1903年の明治36年9月20日で毎年9月20日はバスの日となっています。 当時、利用されていた車両は輸入車両で整備の進まぬ道路を利用しての走行で、運転技術に問題があったことや車両の性能の問題などでトラブルが多発しました。

バスがメジャーになった昭和になって日本車が使用されることとなり、性能や耐久性の面において画期的な発展を遂げました。 現在でも新興国では過去に活躍していた日本車が整備の進まぬ街を走る姿がよく見受けられます。 これはものづくりに優れた日本が海外と違う点として多くの国から認められている証拠です。